ニュース・新聞掲載記事
「チョコレート」岩手日報No.233
2013年10月7日
チョコレートが嫌いな人は少ないだろう。チョコレートの材料となるカカオは、熱帯に生息する木の実で、その多くは西アフリカ(象牙海岸やガーナなど)で栽培されている。 南米もエクアドルやブラジル、ベネズエラが有名...
「KLM」岩手日報No.217
2013年6月9日
私は現在ペルーの首都・リマに住んでいるが、オランダは延べ3回、計約7年間暮らして、妻もオランダ人であるなど「第二の故郷」とも呼べる国だ。皇太子ご夫妻が先ごろ、オランダの首都アムステルダムで開かれた新国王即位式に参列した...
「防災センター」岩手日報No.198
2013年1月20日
南米のペルーは日本と同様、環太平洋地震帯に位置し、地震や津波の多発国だ。これらの災害は社会や経済の発展に大きな障害となっている。 1970年、ペルー中部の沖合で大地震が発生し、約7万人が亡くなった。その直後日本政府は...
「食の祭典」岩手日報No.187
2012年10月28日
車を所有していないこともあり、移動にタクシーを使うことが多い。タクシーに乗ると良く聞かれるのが、「どこの出身だ」ということと、「ペルーの料理は好きか、何が美味しかったか」ということ。職場でも食べ物の話が始まると、お国自...
「カフェ」岩手日報No.176
2012年8月12日
5月中旬に世界遺産の一つであるペルー南東部のアンデス山脈にあるクスコ州マチュピチュを訪れた。州都のクスコ市をはじめとして、インカ帝国の中枢をなした遺跡や村々が残っているのが、インカの聖なる谷と呼ばれる盆地で周辺を500...
「日系人社会 ペルー」岩手日報No.153
2012年2月5日
昨年11月、3年間勤務したワシントンを離れ、国際協力機構(JICA)の仕事で、南米ペルーで働いている。 着任し3カ月がたとうとしているが、距離的には離れているものの日本を身近に感じる毎日だ。首都リマでタクシーに乗ると...
「ロイドの落水荘」岩手日報No.133
2011年9月18日
夏休みの家族旅行で、米国の建築家フランク・ロイド・ライト(1867~1959年)の作品を見るため、東部ペンシルベニア州のベア・ランという渓谷に行った。 ニューヨークのグーゲンハイム美術館で、彼の建築に接していたものの...
「IDBと震災」岩手日報No.121
2011年6月12日
米国でも大震災の支援でさまざまな活動が行われている。私が勤務する米州開発銀行では日本人職員有志が中心となって千羽鶴を折り、カフェテリアで昼食時などに募金をした。「被災者との連帯感を届けたい」と開発銀行のペルー事務所のス...
「オランダの夏休み」岩手日報No.103
2010年11月21日
ワシントンに暮らす前、オランダ中部の学園都市ユトレヒト市に約3年住んでいた。人口約30万人、盛岡市と同規模でこじんまりとした過ごしやすい街だ。世界史の教科書に出てくるユトレヒト条約が結ばれた場所で、街の中央には運河が流...
「チリ・コンパルテ」岩手日報No.73
2010年3月20日
2月28日に南米チリで発生した大地震による津波は、日本列島各地を襲った。ちょうど50年前の1960年5月24日、マグニチュード9.5という大規模地震が同じくチリで発生し、岩手や宮城両県で大きな被害もたらしたチリ地震津波...