101人執筆 本県へ発信

2024年9月11日

連載16年 56ヵ国・地域伝え700回

 本紙連載企画「世界は今 県人リポート」は25日付で700回となった。16年間で56カ国・地域の101人が執筆。各地で活躍する本県出身者、ゆかりの人が生活習慣や食文化、現地のニュースを紹介し、海外から見た岩手や日本という広い視点を提供している。

 連載は2008年4月12日付、中東レバノンの古川智子さん(盛岡市出身)の寄稿でスタート。アジア、北中南米、欧州、アフリカ、オセアニアと世界各地からのリポートを写真付きで掲載してきた。

 最多は清水正さん(58)盛岡市出身の48回。09年以降、米国、ペルー、キルギス、オランダから発信し、現在はケニアにいる清水さんは「700回は私にとっても大変うれしい節目。いつも読者の皆さんに励みの言葉をいただきありがたい。これからもいい記事を書き続けていきたい」とコメントを寄せた。

 米大統領選、トルコ大地震、航空機墜落事故など災害や関心の高いニュースの際には緊急寄稿、特別寄稿も掲載。安倍晋三元首相の銃撃事件への反応、新型コロナウイルス禍への対応も伝えた。東日本大震災発生後は県民へ温かいメッセージを届けた。